栄養価の問題以外にも、繊維質が豊富な野草は、リクガメにとって非常に好ましい食餌として役立てることができ、繊維質に乏しい野菜だけを給餌した場合、 リクガメは軟便や便秘などの症状を示す傾向があります。
春先から白い球状の花を咲かせるシロツメクサや、黄色い蝶形花のミヤコグサは、どこにでも見られる一般的なマメ科の植物ですが、これらの新芽には青酸配糖体が含まれているので注意を要します。
マメ科の植物は、一般にタンパク質や無機質が豊富なことが特徴ですが、飼育下では嗜好性が高いからといって同じ物ばかりを給餌したり、大量に摂取させないようにする工夫が必要です。
草食動物の飼料としても栽培されているので、大地に生えている植物を摂取するには何の問題もないと思いますが、給餌する目的で刈り取ったりすると、腐敗の進行が著しく早いのもマメ科植物の特徴です。
例えば、シロツメクサの茎葉を刈り取ると、すぐに枯れたように萎縮してしまいますが、これは酵素の活性によって、糖やタンパク質などの分解が発生し、水分の影響で細菌などの微生物が増殖するので、不快感をもよおす臭いになる場合があります。
シロツメクサやミヤコグサの新芽には青酸配糖体が含まれています