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御本社 御本殿
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菅原道眞公(綱敷天神)
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喜多埜稲荷(宇賀御魂神)
(喜多埜稲荷神社
白龍大神
(白龍社)
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(白龍社)
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菅原道眞公(梅塚天神)
御旅社御本殿)
玉姫大神(宇賀御魂神)
(玉姫稲荷神社)
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歯神大神(宇賀御魂神)
戦前の末社
戦前の末社の御祭神
当社ゆかりの人物
源融公
度会春彦(白太夫)
その他の人物

喜多埜稲荷
(宇賀御魂神)

 
 宇賀御魂神については多くの諸説がある為、由緒に関しては断定はできませんが、一番古くにその名が登場するのは、古事記上巻にて農耕神・作物の神として登場しているのが初見であります。

 また同じ穀物神として古事記や日本書紀に登場する「保食神」や「御食津神」と同一神であるともいわれています。(基本的に「ウカ」、「ウケ」、「ケ」という音韻は食物を表している。)しかし、古事記編纂の時点では既に宇賀御魂神の名は知られており、かなり古くより伝えられてきたと思われます。
中国の書籍の中にも類似した名が書き記されており、大陸からの影響があるのではないかと推定されています。 

 と言うのも、この宇賀御魂神を祀る稲荷社の総本社である「伏見稲荷大社」の由緒によれば、最初にお祀りされていたのは秦氏(渡来系氏族)の氏神であったと言われており、秦氏の祖先は秦の始皇帝ともいわれ、やはり大陸の神仙思想が何らかの影響をあたえたのではないかと思われます。

 この宇賀御魂神は、この名より「お稲荷さん」としての名称の方がよく知られていると思います。この「お稲荷さん」は日本人にとって最も身近な神様であり、現在でも信仰が篤いことでよく知られており、日本の中にあるお社で一番数が多いのも「お稲荷さん」であります。

 稲荷という名称の発祥には諸説があり断定は出来ませんが、先にも述べた「伏見稲荷大社」の縁起によると、伏見の地の渡来系豪族の秦の伊呂具という者が餅を的にして矢を射たところ餅が白鳥と化して、飛んで行き山の峰に降り、そのあとから稲が生えたので「稲生り」となったとされています。(この「稲なり」の名称は島根県津和野にある太鼓谷稲成(イナリ)にもうかがえる)
 
 しかし、ここで注意しておきたいのが、秦氏の奉祭したイナリは山城国風土記によれば、「伊奈利」と書かれており、「稲荷」として書かれているのは秦氏と同じく豪族の荷田(カダ)氏の方で、伏見稲荷山を中心とした各々氏族の信仰形態には違いがあるようである。

 だが後世になるとこの伊奈利、稲成は稲荷に統一されていきます。この過程には農耕が荘園制度などにより盛んになりはじめた平安時代から室町時代にかけて、民間信仰として定着しはじめた時期に穀物の生育そのものを荷なう神としてこの稲荷という名称が定着したのではないかと推測されています。それをもっとも具体的に示しているのが、教王護国寺(京都の東寺)の空海のもとにイナリ神があらわれ東寺守護の約束をすると言う話であるといえます。ここであらわれた稲荷神は稲を荷なっている。これはまさに穀霊信仰を如実に表わしているように思えます。

 またお稲荷さんといえばキツネですが、このキツネに関しては非常に奥が深いものがあります。というのも様々な伝承があるからであります。例えば地方などに残っている山の神を人里にお迎えする「神迎え」の神事では、その神を迎えて祀る場所を「狐塚」といい、山の神が人里に降りて田の神となる時、山から下りるのに馬にまたがり(この馬の信仰が後の初午祭(2月午の日)につながっていく)狐をミサキ(神のお使い)として下りてきたからキツネを祀るという説や最初の方に述べた、お稲荷さんの祭神というのは大体が「宇賀御魂神」であり中には「保食神」や「御食津神」を同一神として祀っており、この「御食津神」が同じ発音の仏教の「三狐神」と結びついて、稲荷の使いはキツネとなったという説もあります。

また他にも稲荷山の修験者の信仰や、中国の白尾の狐、平安時代の陰陽博士「安倍晴明」母親の「葛の葉」狐憑きや管狐などの民俗信仰と結びついたなどいろんな伝承があります。また、単純に稲を荒らすスズメ等を退治してくれるのが、稲穂と同じ色のキツネである事から、五穀豊穣の神の使いとする見方もあるようです。(この説に基づいての為か、伏見稲荷の縁日の出店等では稲作の天敵であるスズメの串焼きが売られています。)

何にしろ、昔から狐は神聖な生き物であることには変わりはないようです。



【お祀りされている御社殿】
・喜多埜稲荷神社


【お稲荷さまの御神徳】
・商売繁盛
・五穀豊穣





















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