Guitar Emotions

弾き方の基本

ギターをマスターする過程で、誰でも何度かつまづく「壁」があります。なかなか、うまくいかなくて投げ出しそうになる、そんな経験が誰にでもあるもので。

まず、第1番目の壁「コードの押さえ方」から。

  • ギターを弾くとき、まず、コードを覚えようということになってます。そのとおりだと思います。
  • ギターという楽器の特性上、6本の弦を1度に鳴らすには、コードを押さえて弾くしかなく。
  • 一番簡単なコード E major の例

     E majorコードの例
  • 簡単なコードから覚えていくのが正解でしょうが、ここでいきなり「壁」にぶち当たるのが、コードの”F”(F major)です。
  • つまずくコード F major の押さえ方1

    F majorコードの例
  • これは、人差し指で全部の弦を押さえた(この押さえ方をセーハまたはバレーと言う。)上に、さらに中指、薬指、小指も全部使うという初心者には至難のコードで。
  • さらに、中指、薬指、小指とも、それぞれかなり離れた難しい位置を押さえなければならず、誰でも最初は腕がつる思いをして、いきなり投げ出したくなります。そうして押入れの中に、眠りについてしまいがちで。

この壁を越えるための、ギター教本には絶対に載ってないコツを教えましょう。

  • いきなりですが、まず、6本すべての弦のチューニングを半音落とします。こうすることで、格段に押さえやすくなります。(あまり強く押さえなくても、音が出るんで。)
  • 「そんなラクしてて、あとで困らない?」とお思いのあなた、そんなことはないのです。
  • ギターはうまくなっていくと自然にわかってくることですが、本当は、そんなに力のいらない楽器なんで、ポイントは力の入れ加減なんです。
  • 初めの頃は、強く押さえないと音が綺麗に出ないので、つい、めいっぱい力んで押さえ込み、腕はくたびれるし、指は痛いし、鳴らないじゃないかといやになってしまうと。
  • 初心者には、チューニングの練習にもなるし。(チューニングも練習しない限り、なかなか音程のズレに気づくようにならないものなんで。)
  • 半音落とすチューニングは、まず、5弦のAと6弦のEを標準音に一度合わせ、5弦を鳴らしながら、6弦の4フレット目を押さえて、音が合うように弦を緩めていきましょう。
  • *少しだけ緩め過ぎてから、少し巻き上げるように合わせないと、すぐにチューニングがズレ始めます。
  • 続いて、5弦の4フレット目を押さえて鳴らしながら、4弦を緩めて音を合わせましょう。
  • *これで、6弦と4弦が半音落としたチューニングになったわけです。
  • その4弦を鳴らしながら、5弦の5フレット目を押さえて鳴らし、5弦を半音落としていきます。
  • あとは通常の、4弦5フレット目を押さえて鳴らしながら、3弦を緩めて合わせ、同じように3弦5フレット目で2弦を、2弦5フレット目で1弦を合わせていけばO.Kです。
  • どうしても、セーハがキツイということなら、ネックが細いギターだと、親指を使ってコードFを押さえる方法があります。(次の写真のように、親指を使って6弦のFの音を押さえるやり方。)
  • そのようなヴァリエーションをつけていくと、8beatでも結構かっこいいストロークをすることができます。
  • コード F major の押さえ方2

    F majorコードの例2
  • それにしても、このコードをいきなり制覇するのは、かなりの難事業なので、まずは似たコードで練習し、慣れていった方がスムーズでしょう。
  • 例えば、次のような、セーハの練習になるコードがあります。
  • セーハの練習になるコード Fm7 の押さえ方

    Fm7コードの例
  • これは、Fm7(エフマイナーセブン)というコードで、人差し指と薬指だけのため、だいぶラクなはずです。
  • 初めのうちは、このラクなコードを、もっとフレットの高い位置(音の高い位置)で練習すれば、フレットの間隔が狭いので、もっと押さえやすいと思います。
  • 高いフレットの例 cm7

    高いフレットを押さえる例
  • こういう高いフレットの位置から、徐々に低い位置へ移動していくのがよいでしょう。
  • また、これに中指を加えるとセブンス系のコードになります。下の写真は3フレット目を押さえたもので、G7というコードになります。
  • G7の例

    G7コードの例
  • こんな感じで練習して、あらためてF majorに挑戦していくのがよいと思います。
  • 少しずつ、セーハの感じをマスターし、各弦の音がきれいに出るようになっていけば、F majorの壁も乗り越えられることでしょう。